共工生后土
共工生后土 共工(コウノトリ?)は后土(=䴅鳥(トキ?既出 后(ホウ)=䴅(ホン)? 土(トゥー)=鳥(テウ)?)に肖(似る 生(ショウ)=肖(ショウ)?)し、 后土生噎鳴 后土(トキ?)は噎鳴(=臷民と書けて、インドトキコウ?既出 噎(イー)=臷(ティエ)? 鳴(ミン)=民(ミン)?)に肖(似る 生(ショウ)=肖(ショウ)?)し、 噎鳴生歲十有二 噎鳴(インドトキコウ?)は鷥鳥(サギの鳥...
View Article洪水滔天
洪水滔天 洪水が天を滔(はびこる)した。 鯀竊帝之息壤以堙洪水 鯀竊帝之息壤(おそらく黒い頭のカモメ、の意味?=ユリカモメ?)は洪水を溢(あふれる 堙(イン)=溢(イー)?)するを以てし、 不待帝命 帝の命(いいつけ)を治(おさめる 待(タイ)=治(チー)?)さなかった。
View Article帝令祝融殺鯀于羽郊
帝令祝融殺鯀于羽郊 帝は祝融(オオセグロカモメ?)に令して、鯀(コアジサシ?)を羽郊に斥(しりぞける 殺(セツ)=斥(セキ)?)した。 鯀復生禹 鯀(コアジサシ?)は復(また)、禹(オニアジサシ?)に肖(似る 生(ショウ)=肖(ショウ)?)する。 帝乃命禹卒布土以定九州...
View Article山海経 和訳 まとめ
(山海経 南次一経) 南山経の首(はじめ)は曰く、䧿山、と。 そのはじめは曰く、招搖の山、と。西海のほとりを臨み、カツラの木が多く、金属や玉が多い。 草が有って、そのかたちはクズのようで、青い花で、その名は曰く、ニガカシュウと。これを食すると飢えない。 木が有って、そのかたちはクヌギのようで、黒いきはだで、 その花は雌雄で、その名は曰く、アベマキと。これを服すると迷わなくなる。...
View Article山海経 南次二経 和訳
南次二経のはじめは曰く、柜山、と。 西に流黄を臨み、北に諸毗を望み、東に長右を望む。 英水が出でて、西南に流れて赤水に注ぐ。 その中に白玉が多く、丹砂が多い。 獣がいて、そのかたちはこぶたのようで、爪が有って、 その声は小さい犬の吠えるが如くで、その名は曰く、ヨーロッパアナグマ、と。あらわれればその県には土木工事が多くなる。 鳥がいて、そのかたちは鶏のようで、黒いあたまをして、...
View Article山海経 南次三経 和訳
南次三経のはじめは曰く、天虞の山と。その下には川が多く、登ることができない。 東に五百里、曰く、禱過の山と。その上には金属や宝石が多く、 その下には犀、アフリカスイギュウが多く、象が多い。 鳥がいて、そのかたちはカモメのようで白いあたまで、 薄黒い足に、黒い目で、その名は曰く、セグロアジサシと。その名は自らの鳴き声である。泿水が出でて、そして南に流れて海に注ぐ。...
View Article南山経 動植物のまとめ
山海経はもともとは図説付き自然観察地理書だったのだと思います。 図が今に残っていないので、短い説明でこれ、と言い当てるのは 大変難しいものがありましたが、すべて「おそらく」と前置きした上で、 南山経の動植物をまとめてみたいと思います。 <草、木> カツラ ニガカシュウ アベマキ キイチゴ アズサ クスノキ イバラ クコ カシワ <獣> (イタチ類) オコジョ ヨーロッパアナグマ コツメカワウソ...
View Article山海経 西次一経 和訳
西山経の崋山のはじめは曰く、銭来の山と。その上には松が多く、その下には洗石が多い。 獣がいて、そのかたちはヤギのようで、馬のような鼻で、名は曰く、モウコガゼル、と。そのアブラはかわくのをいやすことができる。 西へ四十五里、曰く松果の山と。濩水が出でて北に流れて渭に注ぎ、その中には銅が多い。...
View Article山海経 西次二経 和訳
西次二経のはじめは曰く、山と。その上には銅が多く、その下には玉が多く、その木はもちの木、まゆみが多い。 西へ二百里、曰く、泰冒の山と。その南側には金属が多く、その北側には鉄が多い。 浴水が出でて、東へ流れて河に注ぐ。その中には藻玉が多く、白蛇が多い。 また西へ一百七十里、曰く、数歴の山と。その上には黄金が多く、その下には銀が多い。...
View Article山海経 西次三経 和訳
西次三経のはじめは曰く、崇吾の山と。河の南に在って、 北に冡遂を望み、南に䍃の沢を望み、西に帝の搏、獣の丘を望み、東に䗡淵を望む。 カリンが有って、桜のような葉で、白いガク、 赤い花で、黒いきはだで、その実はカラタチのようで、これを食すると子孫に宜しくする。 獣がいて、そのかたちはイタチのようで、背に豹、虎を模様し、そして木登りが上手く、名は曰く、マダライタチ、と。...
View Article山海経 西次四経 和訳
西次四経のはじめは曰く、陰山と。上には クヌギが多く、石が無く、その草はちがや、蕃が多い。 陰水が出でて、西に流れて洛に注ぐ。 北へ五十里、曰く労山と。むらさき草が多い。 弱水が出でて、そして西に流れて洛に注ぐ。 西へ五十里、曰く罷父の山と。洱水が出でて、そして西に流れて洛に注ぐ。その中には紫の碧が多い。 北へ百七十里、曰く、申山と。その上にはクヌギ、まゆみが多く、その南側には金属や玉が多い。...
View Article西山経の動植物のまとめ
山海経 西山経の動植物のまとめ <草、木> イバラ クコ シノブ ネコノチチ マルバギシギシ ネギ もちの木 まゆみ ヤダケ ササ アカソ ポンカン アシタカジャコウソウ タラ タケ クヌギ ナラ 幹のまっすぐなヤダケ クロユリ (三倍体) ユウスゲ カンゾウ ウマノスズクサ トウゴマ コウゾ クスノキ ユリ ハナスゲ カリン スモモ キイチゴ タラ アズキナシ ノビル クワ ハシバミ ウルシ...
View Article山海経 北次一経 和訳
北山経の首はじめは曰く、単狐の山と。ハンノキが多く、その上には華草が多い。漨水が出でて、そして西に流れて泑水に注ぐ。その中には美石、模様のある石が多い。 また北へ二百五十里、曰く、求加の山と。その上には銅が多く、その下には玉が多く、草木が無い。 滑水が出でて、そして西に流れて諸毗の川に注ぐ。...
View Article山海経 北次ニ経 和訳
北次二経のはじめは河の東に在り、そのあたまは汾を枕にして、その名は曰く、管涔の山と。 その上には木が無く、そして草が多く、その下には玉が多い。 汾水が出でて、そして西に流れて河に注ぐ。 また西へ二百五十里、曰く少陽の山と。その上には玉が多く、その下には赤銀が多い。 酸水が出でて、そして東に流れて汾水に注ぐ。その中には美しい赤土が多い。...
View Article山海経 北次三経 和訳
北次三経の依拠するは曰く、太行の山と。 そのはじめは曰く、帰山と。その上には金属や玉が有り、その下には青緑色の美しい玉石が有る。 獣がいて、そのかたちはターミンジカのようで、枝のような角に、馬のような尾で、けづめが有り、 その名は曰く、シフゾウ、と。 めぐるのが上手く、その名は自らの声である。 鳥がいて、そのかたちは鶴のようで、白い身で、赤い顔で、赤い足で、...
View Article北山経の動植物のまとめ
山海経 北山経の動植物のまとめ <草、木> ハンノキ コノテガシワ 松 マユミ 桐 ニラ オオニラ ネギ 葵 桃 スモモ ヤマグワ ハシバミ ムラサキ草 カラタチ ナツメ ケンポナシ セキショウブ ニガカシュウ 漆 竹 ヤダケ シャクヤク マルバギシギシ <獣> (イタチ類) ミンク イタチアナグマ テン (ネズミ目) タイリクモモンガ キタリス クリハラリス (鹿類) ターミンジカ キョン...
View Article山海経 東次一経 和訳
東山経のはじめは曰く、樕𧑤の山と。北に乾昧を臨む。 食水が出でて、そして東北に流れて海に注ぐ。 その中にはカツオドリが多く、そのかたちはウのようで、その鳴き声はブタが鳴くよう。 また南へ三百里、曰く藟山と。その上には玉が有り、その下には金属が有る。 湖水が出でて、東に流れて食水に注ぎ、その中には マガモが多い。...
View Article山海経 東次二経 和訳
東次二経のはじめは、曰く空桑の山と。北に食水を臨み、 東に沮呉を望み、南に沙陵を望み、西に湣沢を望む。 獣がいて、そのかたちは牛のようで、虎のような模様で、 その鳴き声はキンのようで、その名は曰く、シタツンガ、と。 その名は自らの声である。あらわれれば、天下が大水になる。 また南へ六百里、曰く曹夕の山と。その下には クヌギが多く、そして川が無く、鳥獣が多い。...
View Article山海経 東次三経 和訳
また東次三経のはじめは曰く、尸胡の山と。 北に𦍲山を望み、その上には金属や玉が多く、その下にはイバラが多い。 獣がいて、そのかたちはキバノロのようで、牛のような顔で、 名はマエガミジカ、と。その名は自らの声である。 また南へ川で行くこと八百里、曰く岐山と。その木はモモ、スモモが多く、その獣はトラが多い。 また南へ川で行くこと五百里、曰く諸鉤の山と。草木は無く、砂石が多い。...
View Article山海経 東次四経 和訳
また東次四経のはじめは曰く、北号の山と。北海を臨む。 ヒボケが有って、そのかたちはヤマモモのようで、赤い花で、その実はナツメのようで、果実の中で種子をつつむものが無い。 その味はあまずっぱく、これを食べるとマラリアにならない。 食水が出でて、そして東北に流れて海に注ぐ。 獣がいて、そのかたちはクマのようで、赤いあたまで、小さい目で、その鳴き声はブタのようで、名は曰くエゾヒグマ、と。これは獣を食べる。...
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