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Channel: 倭人伝を解く
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桓靈之末韓濊彊盛

桓靈之末韓濊彊盛郡縣不能制民多流入韓國 桓、霊の末、韓、濊が強盛になり、郡県は制することができず、民の多くが韓国に流入した。 建安中公孫康分屯有縣以南荒地為帶方郡 建安中、公孫康が屯有県を分けて、南の荒地を以て帯方郡(テグ? 音より)をつくった。 遣公孫模張敞等收集遺民興兵伐韓濊 公孫模、張敞らを遣わし、遺民を収集し、兵を興して韓、濊を討伐した。 舊民稍出是後倭韓遂屬帶方...

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部從事吳林以樂浪本統韓國

部從事吳林以樂浪本統韓國 部従事呉林は楽浪は本(もと)韓国を統(支配する)していたのを以て、 分割辰韓八國以與樂浪 辰韓の八国を分割して楽浪に与えるを以ってしようとすると、 吏譯轉有異同臣智激韓忿 吏が通訳するに異同(相違)が有り、臣智(邑君)は韓の怒りに激(ふるいたつ)し、 攻帶方郡崎離營時太守弓遵 帯方郡の崎離営を攻めた。時の太守弓遵 樂浪太守劉茂興兵伐之遵戰死二郡遂滅韓...

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其葬有棺無槨不知

其葬有棺無槨不知乘牛馬牛馬盡於送死 その葬には棺が有って槨が無い。牛馬に乗ることを知らず、牛馬は祭祀(送(ソウ)=祭(サイ)? 死(シ)=祀(シ)?)に於いて尽くされる。 以瓔珠為財寶或以綴衣為飾 瓔珠を以て財宝とし、或るものは衣に綴(縫い合わせる)って飾りと為し、 或以縣頸垂耳不以金銀錦繡為珍 或るものは頸に懸け耳に垂らすを以てし、金銀錦繡を以て珍(たっとぶ)と為さない。 其人性彊勇魁頭露紒...

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其國中有所為

其國中有所為及官家使築城郭 国中には、宮官家(及(キュウ)=宮(キュウ)?)のために城郭を築かせる所が有り、 諸年少勇健者皆鑿脊皮 もろもろの年少の勇健者は皆(みな)、強(つよい 脊(チー)=強(キ)?)い臂(かいな 皮(ヒ)=臂(ヒ)?)を操(つかう 鑿(ソウ)=操(ソウ)?)し、 以大繩貫之又以丈許木鍤之 大繩を以てこれに巻(まく...

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常以五月下種訖

常以五月下種訖祭鬼神 常に五月下旬を以て種まきが訖(終わる)すると、鬼神を祭る。 群聚歌舞飲酒晝夜無休 群衆は歌舞、飲酒して昼夜休み無い。 其舞數十人俱起相隨 その舞いは、数十人が周(まるくなる 俱(チュイ)=周(チョウ)?)になって起(立つ)き、接手(てをつなぐ 相(ショウ)=接(ショウ)?随(スイ)=手(ス)?)し、 踏地低昂手足相應 地を蹈(あしぶみする...

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十月農功畢亦復如之

十月農功畢亦復如之 十月、農功が畢(終わる)と、またこの如くをする。 信鬼神國邑各立一人主祭天神名之天君 鬼神を信じ、国邑はおのおの一人を立てて天神を主祭し、これを名付けて天君という。 又諸國各有別邑名之為蘇塗 また諸国におのおの暴(荒々しい 別(ベツ)=暴(ボウ)?)邑があり、これを名付けて蘇塗と為す。 立大木縣鈴鼓事鬼神 大木を立てて、鈴鼓を懸け、鬼神につかえる。 諸亡逃至其中皆不還之好作賊...

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其北方近郡諸國差曉禮俗

其北方近郡諸國差曉禮俗其遠處直如囚徒奴婢相聚 その(蘇塗の)北方は郡諸国に近く、差(やや)礼俗を暁(知る)であるが、その遠くの処は直(まるで)囚徒、奴婢が相(あい)集まっているようである。 無他珍寶禽獸草木略與中國同 他の珍宝は無い。禽獣草木は略(ほぼ)中国と同じである。 出大栗大如梨 大きい栗を産出し、大きいものは梨の如し。 又出細尾雞其尾皆長五尺餘...

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三国志魏書 辰韓伝 

辰韓在馬韓之東其耆老傳世 辰韓(おそらくウルサンの辺り?)は馬韓(慶尚南道の辺り?)の東に在り、その耆老が世(国の長)を伝える、 自言古之亡人避秦役來適韓國 自ら言うに、古(いにしえ)の武人(亡(ボウ)=武(ブ)?)で、濊(秦(シン)=辰(シン カン)=濊(カイ)?)の役(戦い)を避けて韓国に来適した。 馬韓割其東界地與之有城柵 馬韓はその東界の地を割ってこれに与えた。城柵が有る。...

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三国志魏書 弁辰伝 始め

弁辰亦十二國又有諸小別邑各有渠帥 弁韓(辰(厂(カン)?=韓(カン)?)もまた十二国で、またもろもろの小さい別邑(=暴邑または亡邑または武邑? 逃亡者の賊邑のこと)が有る。(十二国の)おのおのには渠帥(長帥)がいる。 大者名臣智其次有險側次有樊濊次有殺奚次有邑借 (渠帥の)大きい者の名は臣智、その次は険側、次は樊濊が有り、次は殺奚が有り、次は邑借が有る。...

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土地肥美宜種五糓及稻

土地肥美宜種五糓及稻 土地は肥美(よく肥えていること)で、五穀及び稲を種(種をまく)するのに宜(適している)しくし、 曉蠶桑作縑布乘駕牛馬 蚕桑(養蚕)に暁(知る)し、縑布(かとりぎぬ)を作り、牛馬に乗駕する。 嫁娶禮俗男女有別 嫁娶、礼俗、男女には別がある。 以大鳥羽送死其意欲使死者飛揚 大きな鳥の羽を以て送死し、その意は死者をして飛び揚がらせようと欲している。 國出鐵韓濊倭皆從取之...

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俗喜歌舞飲酒

俗喜歌舞飲酒 俗は歌舞飲酒を喜び、 有瑟其形似筑彈之亦有音曲 瑟が有って、その形は筑に似て、これを弾く。また音曲が有る。 兒生便以石厭其頭欲其褊 児(男の子)が生まれると便(すなわち)、石を以てその頭を厭(おす)し、その褊(平たい)を欲する。 今辰韓人皆褊頭 今、辰韓(弁韓?)人は皆褊頭(平たい後頭部)である。 男女近倭亦文身 男女は倭に近く、文身(からだに模様を入れる)が有(ある...

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弁辰與辰韓雜居

弁辰與辰韓雜居亦有城郭 弁辰(弁韓?)は辰韓と雑居し、また城郭が有る。 衣服居處與辰韓同 衣服、居処は辰韓と同じである。 言語法俗相似祠祭鬼神有異施竈皆在戶西 言語、法俗は相似し、鬼神を祠祭するには異なりが有る。竈(かまど)を施(設備する)すは皆、戸(家)の西に在る。 其瀆盧國與倭接界 その瀆盧国(弁辰瀆盧国)は倭と界を接(つなぐ)する。(おそらく弁辰瀆盧国とは鎮海?) 十二國亦有王其人形皆大...

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三国志魏書 倭人伝 始め

倭人在帶方東南大海之中依山島為國邑 倭人は帯方(大邱(テグ)?音より)の東南の大海の中に在り、山島に依って国邑をつくる。 舊百餘國漢時有朝見者今使譯所通三十國 昔は百余国で、漢時、朝見する者がいたが、今は通訳をして通う所は三十国。 從郡至倭循海岸水行 郡(テグ?)より倭に至るは、海岸に進(すすむ 循(シュン)=進(シン)?)んで、水行(川で行く おそらく洛東川(ナクトン川)?))し、歷韓國乍南乍東...

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始度一海千餘里至對海國

始度一海千餘里至對海國 始めに一海を渡るは一千余里(一里150m換算で約150厖召蝓砲蚤亞す颪忙蠅襦(おそらく対馬に在る国の名 島名と同名) 其大官曰卑狗副曰卑奴母離 その大官は曰く、卑狗、副官は曰く、卑奴母離、と。 所居絕島方可四百餘里 居する所は絶島(対馬)で、四百余里(一里150m換算で約60厖召蝓吠進呂△襦(これは対馬の島の大きさではなく、国の大きさだと思います)...

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又渡一海千餘里至末盧國

又渡一海千餘里至末盧國 また一海を渡ること一千余里(一里150m換算で約150厖召蝓砲破差颪忙蠅襦覆そらく糸島半島の先端部の集落?)。 有四千餘戶山海居草木茂盛行不見前人 四千余戸有り、山と海に(せまる)して居し、草木は茂盛し、行くに前の人が見えない。 好捕魚鰒水無深淺皆沉沒取之 魚や鰒(アワビ)を捕らえることに好(すぐれている)し、底(そこ...

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東南至奴國百里

東南至奴國百里 東南へ奴国(大野城市?)に到るは百里(一里150m換算で約15辧法 官曰兕馬觚副曰卑奴母離有二萬餘戶 官は曰く、兕馬觚、副官は曰く、卑奴母離と。二万余戸が有る。 東行至不彌國百里 東へ行くと不彌国(宇美町?)に至るは百里(一里150m換算で約15辧法 官曰多模副曰卑奴母離有千餘家 官は曰く、多模、副官は曰く、卑奴母離と。一千余家が有る。 南至投馬國水行二十日...

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南至邪馬壹國女王之所都

南至邪馬壹國女王之所都 南へ邪馬壹国(大牟田市? 邪(シャ→タ))=大(タ)? 馬(マ)=牟(ム)? 壹(イー→タ)=田(テン)? 又は大(おほし)の意味で邪(ヤ)=八(ヤ 無限の数量程度を表す語)?)に至る。女王の都する所で、 水行十日陸行一月 水行(川で行く)十日、陸行一ヶ月。 官有伊支馬次曰彌馬升次曰彌馬獲支次曰奴佳鞮可七萬餘戶...

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次有斯馬國

次有斯馬國,次有已百支國,次有伊邪國,次有都支國,次有彌奴國,次有好古都國,次有不呼國,次有姐奴國,次有對蘇國,次有蘇奴國,次有呼邑國,次有華奴蘇奴國,次有鬼國,次有為吾國,次有鬼奴國,次有邪馬國,次有躬臣國,次有巴利國,次有支惟國,次有烏奴國,次有奴國, 此女王境界所盡 此れ、女王(女王国に属する国?)の境界の尽きる所である。 其南有狗奴國男子為王...

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男子無大小皆黥面文身

男子無大小皆黥面文身 男子は大小関係なく、皆(みな)面(かお)に黥(いれずみ)し、身(からだ)に文(もよう)をいれる。 自古以來其使詣中國皆自稱大夫 古(いにしえ)より以来、その使者は中国に詣で、皆、自ら大夫と称した。 夏后少康之子封於會稽斷髮文身以避蛟龍之害 夏后少康の子が会稽に封ぜられ、髪を断(切る)じ、身(からだ)に文(もよう)をいれて、蛟龍(勾芒と書けて、セイウチ?山海経より...

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諸國文身各異

諸國文身各異或左或右或大或小尊卑有差 諸国の文身(からだのいれずみ)はおのおの異なり、或いは左、或いは右、或いは大、或いは小と、尊卑に差が有る。 計其道里當在會稽東冶之東 その道里を計るに、会稽(前出の会稽とは同音の別の地だと思います。おそらく音から上海?)東冶の東に在るにちがいない。 其風俗不淫男子皆露紒以木緜招頭 その風俗は、殷(派手...

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